乳ガン・手術後当日

2015年09月13日

「麻酔」がさめはじめて(乳ガン術後)

イケメン先生や看護婦さん達が病室から去り、私ひとりになった。麻酔が徐々にさめはじめたばかりで、頭はぼんやり、ウトウトしたのかしないのか、しばらくそんな時間が経っていった。夕方近くになり、ようやく内臓や神経も元にもどってきたようだ。

まず、胃が正常に動き始めたようで、急にムカムカと気持ち悪くなってきた。車酔いの時の症状、ちょっと吐きそうな、でも、お腹はすき始めている。

そして、手術後の傷口、左胸、左脇のリンパの部分がグーッと熱くなりズキズキと痛み感じ始めました。普段は軽くM系の私(笑)、痛みには我慢強い方だが、ここは病院、それも自分の人生ではじめて、最大の外科手術の直後、なにも、う〜ん!と我慢する必要ないよね。となれば、早速、ナースコールをプッシュ。病室にやってきてくれた看護婦さんに痛み止めの薬をもらいました。

しばらくすると痛みも治まり、運ばれてきた夕食にも箸をつけられるぐらいに胃の調子も回復してきました。左上半身は、当然、術後の痛み、腫れ、しびれ等があり不自由な状態ではありますが、なんとか夕食をおいしくいただくことができました。(少し残してしまいました。ゴメンナサイ)
とにかく、手術が無事にすんで本当によかったあ〜。そして、「生まれ変われたんだ!」
と実感した夜になりました。


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2015年09月06日

手術、終わったみた〜い

少しのざわめきと、右の耳元で「○△○さ〜ん。聞こえますか?」と女性の声。
「はい。」と私、すぐに答えられた。その時、自分の病室のベッドにまさに移された瞬間だった。

ベッドの左側にイケメン先生が、「○△○さん、終わりましたよ。」
「傷口2カ所に軽くポンポンと触れてみて下さい。」と続けて、先生。
軽く熱を持ち、ふっくらとした感じの左脇と左胸、恐る恐る、右手で触れてみる。しっかりとガーゼがあてられ絆創膏でとめてある感じがわかった。
今度は右から、「取り出したガン細胞を見てみますか?」とイケメン先生。
寝たままの状態で首を右に倒し、「はい。」と私。
小さな透明の容器に、ぐにゃっとしたものが入っていたのを見たが、何せ術後すぐの状態で麻酔から目覚めたばかりのぼ〜っとしているところなので、今、どんなだった?ときかれてもうまく説明はできない。
ただ、見た!というだけ。もし、今もそのガン細胞が保存されているのなら、しっかりと自分の身体の一部として確認してみたいと思う。そして、触ってもみたいとも思う。

それから、本当に麻酔をすると、痛くもかゆくもなく、眠っている間に手術がすむのだな〜と身を持って体験した感じでした。


 

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